客先常駐SE

客先常駐と派遣の違いとは?

一見同じことをしていても、契約内容によって違う。

客先常駐と派遣と聞いて、業務の実態は同じではあるのですが、なんとなく格差を感じてしまいますよね。
派遣については、いわゆる労働者派遣法に基づく「一般派遣」にカテゴライズされており、客先常駐については契約内容により「特定派遣」「業務請負」「偽装請負」と3種類に分別することができます。

一般派遣とは

一般派遣とは、派遣会社から労働力を提供し、現場では顧客の指示を仰ぐ業務形態です。
派遣会社は労働者派遣法にもとづき、必ず厚生労働大臣の許可が必要になります。

特定派遣とは

特定派遣とは、同じく労働者派遣法にもとづく「特定労働者派遣事業(16条派遣)」となり、派遣元企業に常時雇用される労働者を他社に派遣する仕組みです。必ず厚生労働大臣の届出が必要になります。
また、2013年年末に特定派遣事業を廃止する方針が厚生労働省から発表されています。
自社社員の労働力を提供し、現場では顧客の指示を仰ぐ業務形態です。

業務請負とは

業務請負とは、下請法に基づく契約の一種です。
自社から成果物を提供し、現場では自社の管理者の指示を仰ぐ業務形態です。

偽装請負とは

偽装請負とは、請負でありながら自社社員の労働力を提供し、現場では顧客の指示を仰ぐ業務形態です。

請負か派遣か

まず第一に、請負か派遣か、の違いがあります。
請負の場合、時間外手当などは発生しませんが、ソフトウェア・システム・ドキュメント等の成果物をコミットします。
一方、派遣の場合、労働力そのものの提供となるので、一般的には時給であったり人工(ニンク)といった考え方で計算します。よって、時間外手当も計算に入ります。

偽装請負が違法なポイント

偽装請負の場合、労働力を提供している前提で、請負契約をしている点が挙げられます。
これにより、時間外労働については都合よく「請負契約」で丸め込み、現場では顧客の指揮下に入る事で「派遣」を実現させています。
このため、派遣事業と何ら変わらないことから、違法性を指摘されています。

おわりに

一概に「派遣」「常駐」とはいえ、これだけ種類があるとは驚きですよね。
もちろん契約上の問題なので、なかなかクリアにしづらい部分もあるかとは思いますが、参考にして頂けると幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐エンジニアのトラブル事例

客先常駐エンジニアのトラブル

客先常駐案件をすすめる上で、エンジニア同士のトラブルも多々発生します。また、そこに請負の構造もあり、顧客と常駐エンジニアの間で様々な格差も生まれています。
今回は実際の事例を踏まえ、どのようなトラブルがあるか考えてみましょう。

責任範囲の認識に差がある

「指示をしたがるプロパー」「指示を待たざるを得ない常駐エンジニア」という格差があります。
例えば、プロパー(顧客社員)からすると「もっと任せたい」と思っていながら、一方で指示を出しすぎる事により常駐エンジニアの自立性を奪っている場合が見受けられます。

エンジニアとして一人前になれない

エンジニアとしてその後伸びる見込みがあるエンジニアは、積極的に物事を聞いて取り入れていくのだと思いますが、大半はそうではありません。結果として、エンジニアとして一人前になれないまま時間だけが過ぎ去っていきます。
また、その顧客独自の「型」に染まった結果、つぶしが利かず他社に常駐した際にスキル面・環境面で苦労する場合もあります。

情報共有の制限がある

会社を隔てる関係上、メールやファイルサーバへのアクセスに制限があったり、配布物が貰えない、といった場合があります。また、酷い場合は常駐先のプリンタを使わせて貰えない、といった事例もありました。
個人情報保護法案や各種監査により情報の扱いがデリケートになる一方、なるべくメーリングリスト等で情報共有に努めるようにしている企業も多いですが、まだまだ不十分なようです。

給与・待遇に格差がある

常駐エンジニアの場合、上位の会社との請負契約に基づき報酬が支払われている関係上、噛んでいる会社が多ければ多いほど実際に給与として払われる金額は減っていきます。例えばプライムが60万円で契約している場合でも、自社での基本給は20万円といったことはよくあります。
また、勤怠面でも格差があり、常駐エンジニアは午前8:30~20:00まで仕事をしているのに、プロパーは10:00~18:00で定時上がり、という事も多くあります。

職場でのコミュニケーションに気疲れする

自社のエンジニア同士でも関係が希薄ななか、顧客や他社エンジニアとの折衝などがあり、気疲れする人も多いようです。
また、そこに顧客-請負の上下関係があるので、よけいにややこしいというのが実情です。

おわりに

トラブルはこれだけに尽きませんが、中には常駐先でのパワハラ・モラハラが原因でうつ病を発症するエンジニアも多いと聞きます。
いずれにせよ、環境に合うか・合わないかが境目となり、経験が浅いエンジニアには良い修行の場となりそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐エンジニアがチェックする将来のポイント

客先常駐は35歳を過ぎるとマッチングしなくなる

スキル見合いで見た時、スキルがあり若い人ほど安い為採用されていきます。
よって、ある説では35歳を過ぎると受け入れ先がマッチングしなくないり、客先常駐は難しいと言われています。
しかし、世の中には様々な会社もあり、当然良い企業もある為、いくつかのチェックポイントをご紹介します。

客先常駐と併せ、自社開発・請負・受託などの案件をこなしている企業

客先常駐では、顧客先の技術であったりマネジメント力に依存しますが、それとは別に自社内でそれらを完結できているか、という点になります。
これにより、客先常駐の案件が終わったとしても、自社開発の案件へシフトする事により、エンジニアとして長く働く事ができる為です。その為、自社に出戻った時に何かしらポジションがあるかどうかは重要なポイントといえるでしょう。

自社開発メインの企業

客先常駐メインの企業の場合、自社には数人しか残っておらず、ほとんどは自社に席すら無く客先に常駐している場合が大半です。
逆に、自社開発メインの企業の場合、自社に少なくとも開発エンジニア分の席は存在する為、多少の出戻りがあった場合にもすぐに仕事がある状態になりやすいです。

上司にあたる人物がエンジニア寄り

上司にあたる人物が、派遣営業・派遣コーディネータといった役回りの場合、「人月工数が埋まれば良い」と考えがちです。
一方、技術寄りの人物の場合、自身で要件定義や設計書の作成・実装といった部分を理解している故に、トラブルの際に非常に助けになってくれます。

上流工程(システムエンジニア・プロジェクトマネージャ)の経験が積めるかどうか

客先常駐の仕事で、システムエンジニアやプロジェクトマネージャといった上流工程の経験を積めるかは重要なファクターです。
これらは案件の中で、まずは要件定義を把握する所から始まりますが、20代で単純なテストエンジニアであったりプログラマといった役回りを続けた場合、キャリア的にそれ以上の成長を見込める事ができません。
また、30代になってくると、同じ会社のエンジニアの指揮をとったり、顧客と打ち合わせをして要件を取りまとめる、といったスキルも必要になります。

偽装請負や多重派遣といったグレーゾーン案件に関わっていないか

客先常駐は良い案件ばかりでもなく、偽装請負や多重派遣といったグレーゾーン案件であふれています。
これらの場合、客先で過酷な労働を強いられる割には、スキルが身につかない場合が多く、給与も低い事が挙げられます。
また、そういった企業では就業規則上「勤務時間は出向先企業に準ずる」といった表記になっている場合も多くあります。

おわりに

これらを抜け出すには、一次請け企業(プライム企業)であったり、ユーザー企業といったポジションを将来見据えつつ、今何ができるかをじっくり考えたほうが良さそうです。
もしかしたら今の常駐先に何かしら救いがあり、そこから学ぶ事もあるかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐エンジニアのメリット

客先常駐にはメリットもいっぱい

さて、偽装請負をはじめとして顧客先に常駐しての業務、通称「客先常駐」ですが、実はメリットもあります。
後述しますが、客先常駐に向いている人の場合はこれらのメリットを上手く享受することができ、より楽に業務をこなすことができるでしょう。

自社のゴタゴタに巻き込まれない

自社内でのゴタゴタ…たとえば人事面であったり、無駄な会議、人間関係といったものに触れることが無い為、常駐先の業務への集中を理由に会議などをキャンセルすることができます。
これにより、自社への帰属意識は薄れますが、常駐先の人間関係のみに集中することで、より仕事をしやすくなります。

コミュニケーション能力が鍛えられる

一般的に常駐先では、自社や顧客だけではなく同様に常駐している他社のエンジニアも居り、彼らと協力してプロジェクトを推める事がマストとなります。
その為、必要なコミュニケーション能力や営業力といった能力が必然的に鍛えられます。
また、これらのコミュニケーション能力は他の現場でも役立つ場合が多く、転職などの場合にスキルとしてアピールすることもできます。

プロジェクトで最新の技術に触れられる

プロジェクトには、早くて数ヶ月~5年程度参画する事になりますが、その間ずっと最新の技術や、一線の技術を目の前で見続ける事になります。
中小の企業ではとても導入できない機器やシステムを操作できる良い経験ですので、上流のエンジニアさんと仲良くなって色々教えてもらうと良いでしょう。

客先の福利厚生施設が使える

中小の企業から出向している場合、自社より顧客先の方が福利厚生面で優遇されている場合が多いです。
例えば、「社食があって、安い。食事に困らない。」「無料の自動販売機が使える」「オフィスにカフェがある」といった例が挙げられます。

おわりに-客先常駐に向いているタイプと向いていないタイプ

常に決まったオフィスで定型的な作業を続けるタイプのエンジニアには正直向かないのが、客先常駐という仕事です。社交性が少ないとストレスを感じるでしょう。
しかし、考え方を変え、そこでしか学べないスキルや技術を吸収し、次で大成するよう仕向けるエンジニアには格好のスキルアップの場となります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

正社員で客先常駐をする意味

IT関連の仕事に多いのが、客先常駐という就業のシステムです。
正社員でIT関連会社に就業をしたにも関わらず、仕事を依頼してくる企業で仕事をするという就業形態です。
派遣社員と大差のないような扱いをされることが多いですが、派遣社員のように決められた期間しか就業をすることができない、ということがありません。
期間を決めないで客先常駐で就業をすることもあります。

正社員で入社をしたのに結局やっていることは派遣社員と変わらないともなると、腑に落ちないと思う人も多いです。
しかしそれがIT業界では一般的となっているのです。

客先常駐であれば、中途採用であっても転職であっても採用されやすかったり、キャリアを生かして仕事をすることが出来るのでやりがいを感じることは出来るようです。
しかしやっていることは派遣社員と変わらないので、そこに不満が出てくることがあります。
中には客先常駐を行わずに自社で就業をすることが出来る企業もありますが、そんなには多くはないようです。

せっかくIT関連の知識や技術を持っているのだから、客先ではなく、自社で就業をしたいと考える人は多いでしょう。
その場合には転職を考えたり、異動の申請を行う方法もあります。
異動をしてどのような仕事が出来るのか、自社で仕事をすることが出来るのかということを確認しておく必要があります。

正社員で採用されたわけですから、客先常駐であっても派遣社員とは異なり、退職金も発生します。
健康診断も客先の指定で行うのではなく、所属をしている企業で指示されるので、それに従わなければいけません。

就業が派遣と変わりがなくても、法的な絡みを調べてみると、派遣社員とは異なります。
派遣との大きな違いは、客先常駐であっても 提供するものは成果物なので、労働力ではありません。
ですから客先の正社員は直接作業の指示を出す事が出来ないのです。
派遣の場合には労働力を提供するということになるので、この点が大きく異なります。

気持ちの上では派遣と変わりがないと不満を感じることもあるでしょう。
自社オフィスで仕事がしたいと考えているのであれば、自社にその旨伝えるとよいでしょう。
急に退職をされると客先にも迷惑がかかるので、それは避けたいと考えるのが一般的です。

客先常駐はデメリットばかりではなく、当然メリットもあるので、そのあたりのことを考えてみるとよいです。
自分にとってプラスとなる仕事の仕方なのかどうかも考えてみるとよいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐を辞めるターニングポイント

客先常駐は30代前半まで

IT業界の請負構造として、自社に社員として雇用された上で、二次請け・三次請けとして客先に出向・常駐し働くスタイルがあります。これらを一般的に「多重請負」とも呼んだりします。
職務内容として一般的な派遣社員と変わりませんが、プロジェクトの解散などで仕事がなくなった際も自社に籍があるので、給与は保証されるというのがメリットのひとつです。
しかし、ある説では30代前半を過ぎるとプロジェクトに採用されることが難しくなり、継続的にキャリアを磨いていないとプロジェクトに参画することすら難しくなってきます。
また、会社にとっても出向で稼げないエンジニアはお荷物でしかなく、不要になれば真っ先に首を切られる対象となります。

40歳以上になると客先常駐といえども受け入れ先が非常に少なくなります。マネジメント経験も無く、20代の若手と同じ仕事しかできないなら、単価が安くて健康な若いSEを雇いたいというのが会社側の本音です。受け入れ先が無い場合は自社で待機することになりますが、その期間が長引けば長引くほど、リストラされる可能性が高まります。
SE転職ちゃんねる

客先常駐にもメリットはある。

自社で完結仕事ではなく、他社(顧客先)に常駐することにより、規律を守ったり、他社のエンジニアと比べられることにより切磋琢磨する、またコミュニケーション能力といったものを鍛えられます。
また、プロジェクトにはその道の第一線を走る人物が参画している場合もあり、上手く教えを請う事により自身のキャリアアップに繋がることもあります。

転職先は「自社サービス」か「プライム案件」のある会社へ

もし、どこかで客先常駐案件中心の仕事に見切りをつけて転職を考えられているのであれば、自社サービスを展開している企業か、プライム案件(一次請け)を扱う企業を選ぶと良いでしょう。
いずれも客先常駐は少ない傾向にあり、また会社により差はありますが儲かっている企業が多く、現在より高収入が狙える場合が多いです。
また、自社でのキャリアアップの為の教育体制が整っている場合もあり、将来のキャリアを定めることが可能です。

客先常駐を辞めたい転職希望者は多い

IT業界以外でもプログラマやシステムエンジニアといった求人は多く、これまで現場で培ったスキルや経験は決して無駄にはなりません。
しかし、年齢を重ねすぎるとスキル見合いで選考から外れてしまう場合も多く、30代前半をメドに転職を考えると良いでしょう。

おわりに

テレビなどでは「偽装請負は悪」といった通説が流布していますが、実際現場のエンジニアにとっては一概に悪とはいえないのではないでしょうか。
しかし、現場によっては人間扱いされない現場もある事も事実であり、その環境で生き抜く術が無いエンジニアは必然と転職を考えることとなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐は派遣社員と大差がない?

客先常駐をして就業をするSEの仕事は多いです。
実際に客先でシステムの開発や運用を行ったほうが対応も早いというメリットがあるからです。

正社員で就業をしていても、客先常駐は派遣と大差がないと言われています。
正社員として雇用されているのに、実際には顧客に派遣をされて常駐をするという就業方法は確かに派遣社員と大差がありません。
いつまで客先常駐をして欲しいという明確な期間を定めないことも多いです。

専任で長期間常駐するタイプ、あるプロジェクトのために常駐をするタイプ、親会社や関連会社で常駐をするタイプがありますが、元々就職をした企業のオフィスで仕事をするわけではないので、やはり派遣社員と同じような感覚になるでしょう。

派遣社員の場合には、法律で3年以上同じ部署での仕事をすることが出来ないとされています。
派遣業法の改正によってこの期間も変更される可能性はありますが、3年以上就業をしたい場合には、派遣社員という選択はしないほうがよいようです。
客先常駐であれば、就職をした企業で仕事をすることが出来るわけではなく、客先に行って就業をすることになるので、就職をした企業の仕事の進め方を身に付けることが出来ないということがあります。
その都度、やり方を変えていく必要があるので、大変だと感じる部分は大きいかもしれません。

就業先である客先を転々とすることもあります。
いつまで経っても落ち着いて仕事をすることが出来ないということもあります。
派遣社員であっても同じような状況に陥ることがあるので、その点では客先常駐と派遣社員というのは似ているかもしれません。

見た目には大差がありませんが、客先常駐であれば正社員となるので労働基準法を遵守しなければいけません。
派遣社員であれば、派遣業法と労働基準法の両方を守らなければいけないので、正社員とはまたちょっと違ってくる部分もあります。
もしも客先常駐をすることが精神的にもに期待的にも出来ないのであれば、それは自己責任とはならず、自社のオフィスでの勤務をするということ考えてくれるところもあります。

客先常駐となれば、正社員の就業と感じることが出来なくなってしまうこともあります。
最初は理解をしていても、段々おかしいと感じることも出てくるでしょう。
中には偽装請負を隠すために客先常駐を行っているような企業もあります。
偽装をしていることを隠すために客先常駐を行うようなこともあるので、十分に注意をした上で就業をするようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐の仕事への転職

一般的に客先常駐を行う仕事はシステム関連のものが多いです。
様々な企業で仕事をすることによって、経験も積むことができますが、異動をすることが多くなってしまうと、落ち着いて仕事をすることが出来ないということもあります。

転職をするのではなく、より多くの企業でキャリアを積みたいと考えているのであれば、客先常駐を行っている企業への転職を考えてみるのもいいかもしれません。
所属をしている企業を変えることなく、様々な顧客先で仕事をすることが出来るようになっているので、メリットはあります。
客先常駐を積極的に行っている企業を探し、転職を検討してみるとよいです。

客先常駐のSE、プログラマの転職をサポートしてくれる専門の求人サイト、転職サイトもあるので、利用をしてみるとよいです。
専門のサイトであれば、適切なアドバイスを受けることができるようになっていますし、客先常駐で就業をするメリットやデメリットについても解説をしてくれるので、転職をする前に分からないことがあっても解決をさせることができるようになります。

客先常駐を行っているSEの中には、転職をしたいと強く願っている人も多いようです。
就業形態であったり、仕事の内容に不満が出てしまうと、直接雇用をされているわけではないので、上司に相談をすることが出来ない場合も多いです。
サービス残業などを行い、理不尽な思いをすることもあります。
そうなると転職を考えるということになるのです。

客先常駐はけして楽な就業形態ではありません。
客先常駐だからこそ厳しいと感じることもたくさんあります。
客先常駐で就業をしているSEが転職を考える理由はいくつかありますが、就業環境であることが多いです。
改善をすることができるのであれば、よいのですがトラブルが生じるような客先というのは、改善をすることが出来ない場合が多いです。
仕事での人間関係は1度こじれてしまうと、修復が難しいです。
ですから転職をしたいということになってしまいます。

客先常駐で仕事をしている場合、まずは客先ではなく、所属をしている企業に転職や退職に関する通知をしなければいけません。
大抵の場合、所属をしている企業側から客先に退職の相談があります。
その方法で客先に伝わることが一般的な方法です。
段階を踏んで転職をする手配を整えたほうがよいですし、そのほうが円満な退職をすることができます。

中途採用で就職をした企業が主に客先常駐を行っているところだった、ということにならないように、事前に調べておくことも大事です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐でSEの仕事をするメリットとデメリット

システム業では客先常駐は頻繁に行われています。
SEの仕事を自社で行うのではなく、実際に客先に行って行うことによって、スムーズなシステム開発を行うことが出来たり、トラブルが生じた場合であっても迅速に対応をすることができます。

顧客側から見てみれば、客先常駐で対応をしてもらうということはとても助かります。
何かあった際に契約をしているSEが駆けつけてくれても、時差が生じてしまいます。
今は専門のシステムにアクセスをすることが出来なければ、仕事をすることが出来ないという企業が多いです。
出来るだけ早くに復旧をしてもらわなければ困るのです。

ですからSEが客先常駐をしてくれると助かります。
SEとして客先常駐をするスタッフ側から考えてみても、システムを毎日触っていれば細かいところまで熟知をすることが出来ます。
その企業のシステムもプロフェッショナルになることが出来ます。
長期間客先常駐をすることもありますが、新しい企業へ客先常駐をすることもあるので、複数の企業のシステムに関してプロフェッショナルになることができ、キャリアを積むことが出来るということにもつながります。
レベルの高いスキルを身に付けることが出来るということになります。

しかしそのようなメリットばかりではありません。
当然デメリットもあります。
客先常駐であれば、周りへの配慮が必要となりますし、対等な関係を築くことが出来るというわけではありません。
複数のSEが同じ企業に客先常駐していれば仲間意識も生まれるかもしれませんが、それが悪い方向に動き、派閥のようなものを作ってしまうこともあります。
SEが1人で客先常駐をしていれば、相談をする相手もいませんし、悩みも1人で抱えてしまうことになります。
居心地も悪くなってしまいますし、その企業の社員との壁を感じてしまうこともあります。
それがストレスになってしまうのです。

トラブルが生じた際にも対応をしてくれる人がいなかったり、自社の社員を守ることを第一に考える企業であれば、客先常駐のSEは疎外感も感じるようになるでしょう。

また収入面も特別高給というわけではありません。
残業をしてもそれがサービス残業となってしまうこともあり、思うような収入を見込むことができないということもあります。

結局は常駐をする客先企業によっても仕事がしやすい、スキルアップできそうだ、ということも変わってくるようです。
常駐をする企業によってやりがいも異なります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

客先常駐がストレスになる場合

就業先が入社をした企業ではなく、客先で仕事をするという方法があります。
客先常駐という働き方ですが、経営者側にとってはとても楽だということがあるようです。
しかし客先常駐をするとストレスを感じることが多くなります。

仕事をしていれば、多かれ少なかれストレスは感じるものです。
しかし客先常駐ともなると、自分の居場所がないと感じたり、自分以外の人が客先の社員であれば、周りの目が気になってしまい、仕事に集中をすることができない、疎外感があるということもあり、それらの環境がストレスになっていきます。
客先常駐で多い仕事といえば、システムエンジニアです。
客先のシステムを開発したり運営をするというのは、無茶なことを指示されたり、自分で考えていかなければいけないということもあるので大きなストレスが生じます。

ホワイト企業であれば、客先常駐を1人で行うということはありませんが、中には1人で客先常駐をさせるようなところもあります。
そうなるとどんどん肩身の狭い思いをしてしまいますし、本当に自分はここにいていいのか、ということまで考えてしまいます。
フォローをしてくれる人が誰もいないと、精神的にも追いつめられてしまう可能性が高くなり、そのストレスが心を壊してしまうことがあります。

客先によっては会議も頻繁に行われることがあり、あまり自分には関係がない内容であっても、会議に出席をしなければいけないということもあるかもしれません。
そうなると時間の無駄ですし、自分がやらなければいけない仕事がどんどん溜まってしまうとこともあります。
自分が計画をしている仕事のペースを乱されることに強いストレスを感じる人も少なくはありません。
客先常駐なので、苦情を伝えることも出来ずに結局耐えるしかなくなってしまう、ということなのです。

ストレスが原因となって病気になってしまうこともあります。
就業環境を整えるというのは自分だけではできません。
周りの人の協力があってこそなのですが、自分1人が客先常駐で就業をしていれば、相談をすることが出来ないことも多いです。
自社の社員ではないからと言って、邪険に扱うような客先もあるでしょう。
客先の雰囲気や人間関係によって、居心地を良く感じたり、悪く感じることもあるので、客先の環境というのはとても大事なことになります。

仕事でのストレスは心の病の原因ともなってしまうので、できるだけ解消をさせることが出来るようにしておくとよいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0

正社員なのに派遣扱い。客先常駐SEの転職成功法則

客先常駐の経験は転職にプラスになる!

IT企業は真っ白などこの会社にも染まっていない人材よりも即戦力となる人材を求めています。ですから客先常駐であっても業務経験のある方が就職に有利となります。

また、客先常駐である程度の期間を務めていることで、常駐先の様々な企業の環境の中で適応し、仕事をしてきたという性格的な柔軟性、忍耐力を評価されることもあります。

IT業界では中途採用の方が力を入れている企業も多く、業務経験が全くないと興味のある企業があってもスタートラインにさえ立つことができないということもあるのです。

とはいえ客先常駐はスキルアップの機会に乏しいと言われるように基本的に言われたことだけを行う人員のため、開発のために創意工夫をすることはできません。基本的に土台が出来上がっていることが多いため、それを転用する作業が多く、コピペ人員とも言われるほど仕事に技術的な深みはありません。

だから客先常駐で色々な企業を回り、“業務経験”を得たら転職活動をするべきなのです。

客先常駐SEからの脱却、いつ抜け出す?

では転職の見極め時はいつなのでしょうか。IT業界は比較的年功序列が少ないと言われていますが、やはり重要視されるのが年齢です。

客先常駐先でも年齢が低い方が扱いやすく、悪く言うと上から物をいいつけ安いので年が若い方が常駐先に好まれるのです。

また、客先常駐を続けていると使われることしかしていません。
システム開発のスケジュールの組み立てや指揮、チームをまとめるためのリーダーとしての統率力は30代にもなれば身についていてしかるべき力です。

しかし、客先常駐ではITゼネコンにおける下請、孫請けとコーディングやテストのみの業務をひたすらこなす「IT土方」の経験しか積むことができないことがほとんどです。

遅きに失する前に転職適齢期の20代半ば~後半にさしかかったら転職活動を始めましょう。もちろん30代に突入してしまったからと言って転職先が皆無ということはありません。

転職は楽な作業ではありません、自分の将来を左右する大きなライフイベントですから諦めてよいものではないのです。
出遅れたと感じたら、今から!転職活動を始めればよいのです。

客先常駐の企業にひっかからないために

では客先常駐させる企業をどのように見分ければよいのでしょうか。

客先常駐を行っている会社では、営業が客先常駐先を取ってくることで利益を得ています。自分の会社では開発を行わないため、に自社のSEはほとんどが常駐先へ出てしまい、自社にはSE不在となります。
ですから採用面接などで訪問をした際には会社内をよくチェックすることが重要です。

SEがほとんど不在で営業だけが残っているという企業は注意した方がよいでしょう。
そういった企業の多くが中小のSIerやもしくは特定派遣を行っていると考えられるからです。

また、内定が出ても勤務先は自社ではなく遠く離れた勤務地である場合もそうです。特に労働者派遣事業の許可番号を取得している企業は客先常駐をさせている可能性が高く、事前に労働者派遣事業の許可・届出番号検索サイトで確認するのもよいでしょう。

転職エージェントに相談!

とはいってもなかなか転職サイトの情報だけで見極めることはできません。
企業側では応募してきた人材の学歴、性別、スキルをスクリーニング出来るのに対し、求職側からは客先常駐を避ける手段としては勤務地で絞る位の方法しか無いのが現状です。

また、募集サイトでは勤務地は一箇所なのに面接に言ってみたら実情は異なっていたという悪質な企業もあります。職業安定法42条の法律に触れる事でもありますので、そういった企業にであってしまったら転職サイトの運営会社に連絡しなければなりません。

そのような企業に出会う可能性をゼロにする方法があります。
転職エージェントを利用した転職活動です。

転職エージェントは求職者の希望を取り入れるため、最初から客先常駐の雇用形態は排除された企業がリストアップされてくることになります。特に大手の転職エージェントではそもそも悪質な客先常駐をさせる企業や、ブラック企業は求職者に紹介してくることはありません。

そういった会社を紹介してしまうと悪い噂はすぐに広まり、転職エージェントとしての名を汚すことになるからです。

転職エージェントのメリットは企業側のニーズと求職者の要望のすりあわせを事前に行ってくれるためミスマッチを減らすことができることです。IT業界においては業界に特化した転職エージェントが多く、コンサルタントの知識も豊富で安心して自分の転職を任せることができます。

転職のことは転職のプロに任せた方が安心です。
企業側との連絡もすべてエージェント側で行ってくれるため、面接の日程調整までも求職者の代わりに行ってくれます。求職者は余裕をもって仕事をしながら転職活動をすることが出来ます。

IT業界に特化した転職エージェントではレバテック、マイナビエージェント、ワークポートがあり、これらは知名度はもちろん、利用者、求人数、コンサルタントの質など総合評価で上位に入るエージェントです。

ただ、求人エリアやより強い業界など特色がありますので、いくつかの転職エージェントと併用するとよいでしょう。

その他、キャリアデザインセンターが運営する「type」、リクルートエージェント、インテリジェンス、JACリクルートメントなどがあります。

担当するコンサルタントとの相性もありますので、提供してくれるサービスや仕事の迅速性などをよく比較し、自分に合った信頼のおける転職エージェントを探しましょう。
転職エージェントをうまく使いこなし、良い転職へつなげましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0